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タイル貼り、石貼りの外壁 大丈夫ですか?
今日は、「特殊建物等の外壁がタイルや石貼りとなっている建物には、
全面打診調査が義務付けられています」というお話しを・・・。

平成20年4月に建築基準法が改正され、「特殊建築物定期調査報告」の内容が
変わりました。
落下によって思わぬ事故が発生し、建物所有者の社会的責任が問われる
タイルや石などが貼られた外壁。この外壁はそれまで 定期調査の際に手の届く
範囲で「打診」や「目視」で調査をすれば済んでいました。
それが、この法改正によって、竣工後10年を経ているもの、
あるいは外壁改修等から10年を経ているものは、平成20年4月以降の最初の
「特殊建築物定期調査」の際に「全面打診等の調査」が義務付けられることと
なったのです。
なお、事務所ビルは特殊建築物ではないのですが、一定規模以上の事務所ビルは
ここでは該当してしまいますので要注意です。
(該当する・しないは、各地方自治体によって基準が異なるので確認が必要)
この特殊建築物定期調査の時期は、多くの場合3年に一度となっていますが、
まれに毎年となっている地方自治体もあります。
統一してくれれば分かりやすいのに・・・。

法改正が平成20年4月ですので、報告時期が「3年に一度」の自治体は、
今年(平成23年)実施される定期調査で行なう必要があります。

先日の調査では、なんとビル管理会社さんも「気付いていなかった!」という
事実がありました。

ランドマークタワー

簡単に「全面打診調査等」と言いますが、外壁面積1000㎡程度で足場を組んで
打診調査した場合、その調査費用は200~300万程度というとても大きな出費
になります。
その他、足場を組まない赤外線カメラによる診断もありますが、その場合は
同規模で50~60万くらいで出来るようです。
ただし、赤外線による診断の場合、万が一浮きなどの劣化・不具合が
見つかった場合には、その修繕工事のためにやはり足場が必要となりますが・・・。

いずれにしても法律で「調査義務」となっている
以上、長期修繕計画や維持管理計画の中でしっかりと調査費用を見込んでおく
必要があると思います。
定期調査報告をすべきなのにしなかった場合、虚偽の報告を行なった場合は、
罰則の対象(100万円以下の罰金)となってしまいます。
みなさま、ご注意を!!

それより何より、事故があってからでは遅すぎますので・・・。


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[2011/02/15 19:20] | 建築関連ニュース考察 | page top
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