FC2ブログ
<空き倉庫の有効利用> 用途変更が必要?
先日、テレビの経済情報番組で「都心に眠る空間 空倉庫を狙え!」というものを
やっていました(^^)

輸送手段が発達し、大消費地に近い都心部に倉庫を構える必要がなくなり、
借り手のつかなくなった都心の倉庫をどうするか・・・。
倉庫という高天井、大空間の特徴を生かした有効利用の例として、
靴メーカーのショールームが紹介されていました。
バブル期以降、スクラップアンドビルドの精神も衰退し、既存の資源を
いかに有効に使っていくか。とても大切な視点だと思います。
設計事務所の中にも、古い既存建物を構造体から調査して、
現代のデザイン、ニーズに合った建物に生まれ変わらせるという、
大変手間のかかる地道な設計をしているところもあります。

さて、そんな既存建物の有効利用ですが、仕事柄気になってしまうことが
あります・・・(^^;
それは、やはり遵法性の問題です。
ハッキリ言えば確認申請が要るのか、要らないのかです。
これは、本当によく受ける質問です。

番組で取り上げられていた『倉庫』→『ショールーム』の場合は、恐らく必要
なると思います。倉庫もショールームも特殊建築物という扱いなので、
類似の用途への変更でない限りは用途変更確認申請は必要です。
『倉庫』→『事務所』であれば、事務所は非特殊建築物なので、
用途変更確認申請は不要となります。

なお、注意しなければならないのが、倉庫を事務所に変える場合でも、
中間に床を設置して2階や中2階などを作る場合は、床面積が増えることになるので
『増築』に該当します。すると今度は、『増築確認申請』が必要になります。
ややこしいですね~(^^;

その他、建築基準法以外にも消防法に基づく届出も必要になりますので、
いずれにしても用途変更をする場合は、信頼のできる建築設計事務所に
相談することをお勧めします。
なお、設計事務所に聞きにくい、相談できる設計事務所がないという場合は、
建物所在地の区役所、市役所の建築指導課に聞きに行けば教えてくれると
思います。


ちなみに、あぽろ建築舎の入居しているビルは、元は集合住宅だったようです。
『集合住宅(特殊建築物)』 → 『事務所(非特殊建築物)』の用途変更です。
さて、用途変更確認申請は必要でしょうか? (^^)



スポンサーサイト



[2010/04/22 18:01] | 建築知識あれこれ | page top
| ホーム | 次のページ>>