FC2ブログ
消防設備点検と避難器具
最近の調査で話題になっている『避難器具』のことを・・・。

避難器具は、火災発生時に、避難階段が煙などによって
使用できなくなった場合、補完的に使用されるものです。
本来建物は、2つ以上の階段を設け、安全に2方向避難が
確保されていることが望ましいのですが、現実的には
構造的、スペース的に難しいのが現状です。
そこで、避難ハシゴ緩降機、避難用タラップなどの
避難器具が、階段の代わりに備え付けられています。
消防法では、その階の用途・収容人数・階数によって
使用できる避難器具の種類が決められています。


さて、今日の本題です。
半年に1回行われる法定の消防設備点検で、指摘事項の上位に
挙がる常連設備の問題です。

マンションなど共同住宅での話ですが、皆さんご存知のように
ほとんど場合、避難器具はバルコニーに設置されています。
バルコニーはほとんどの場合 共用部となっていますが、
専用使用権が与えられているので自由に使われています。
なぜ共用部かというと、そう、建物全体としての「避難経路」
となっているから
です。

建物調査で私達が目にする「消防設備点検」によれば、この
避難器具の周りに荷物が置かれていたり、場合によっては
物干し竿が当たってしまい、上からの避難に「支障あり」と
指摘を受けている例がたくさんあります。
しかし、荷物や物干しが当たるくらいなら、「火事場の馬鹿力」
とまでいかなくても、それらを蹴飛ばし、何とか避難はできると思います。

ただ、避難器具が錆び付いてハッチが開かない、というのはどうでしょうか?
酷いものになると「未設置」なんていう指摘もあります。
自分の部屋の延長感覚のバルコニーですが、上階の方々の大切な避難経路です。
整理整頓を心がけ、常に安全に避難できる状態に保って頂きたいものです。


そして、できれば消防点検前に整理整頓しておいて頂けると
調査会社としてはアリガタイのですが・・・(^^;



スポンサーサイト



[2010/02/22 18:00] | 建物調査あれこれ | page top
| ホーム | 次のページ>>